語り継がれる物語を
あなたと一緒に
私たちのNPO法人こうのさとは、岡山県倉敷市に拠点があります。
岡山県倉敷市は美観地区、大原美術館があり観光地としても有名ですが、その歴史の中には公共の福祉に大きく寄与した実績があります。
明治維新から20年という時期に、日本で初めて創設された孤児院が岡山孤児院でした。
(写真提供:石井記念友愛社)
石井十次氏が始めた岡山孤児院は、その後、名古屋地方の地震や、東北での飢饉を受けて全国から孤児を受け入れ明治39年には、その児童数は1,200名になったそうです。
西日本のある地域の片隅で開始された社会福祉の個人事業が、他の人々と他の地域に拡がり、新たな事業に継承され、現在の福祉体制を築き上げたと言えると思います。
その孤児院の運営に出資をし、協力していたのが、大原美術館の創設者でもある大原孫三郎氏です。
写真:大原孫三郎氏と大原美術館
私たちが住む岡山県倉敷市という町は、偉大な先人が築き、残してくれた誇りある文化と慈愛の歴史を持っています。
そして、それらによって育まれた人間性こそがこの町の宝だと思います。
2020年を迎え、コロナの流行によって、今までの社会の形態が変わり苦しむ人が増える中で、新しい福祉の形を倉敷から始めることは、先人たちの想いを受け継ぎ今を生きる私たちの使命だと感じています。
母と子、命を中心に据えた「祝福されるまち」を一緒に創っていきましょう。